長女に遺産の多くを残す公正証書遺言について、長女が妹たちに遺留分の額に若干の上乗せをした金銭を支払い、約5カ月でスピード解決した事例
目次
事案
母が、長女にそのほとんどといっていいほどの多くの遺産を長女に残す公正証書遺言があり、妹さんたちの不満や反発により、紛争が長期化、難航化しそうな事案でした。
解決方法
妹さんたち一人ひとり順番に、各遺留分の額を若干上乗せした示談案を提示し、調停や裁判をやらずに話し合いで、示談により解決しました。
ポイント
遺留分を遺言書により侵害された相続人は、調停や裁判をすれば、最低でも遺留分の額を最終的には取得することができます。
そうすると、遺言書により多くの遺産を取得した相続人は、他の相続人に対して、遺留分の額に若干上乗せした額を支払う示談案を提示すると他の相続人の合意を得られやすくなります。
他の相続人にとっては、調停や裁判をやるよりも、遺留分を若干上回る額を取得できますし、調停や裁判をやるわずらわしさを避けられるからです。
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